著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

左派の議員たちはもう一度、原点を思い出して欲しい。

公開日: 更新日:

 リングに上がって拳闘をしているジョーにいうのである。小細工など効かない、初心に戻って、日々練習し積み上げてきた基礎に戻ってみるか、と。

 そういえば、大好きな歌手のコンサートへいく。ファンサービスで何十年か前に大ヒットした曲を歌ってくれる。

 それはあたしも大好きな曲。しかし、当時のほうが良かったと思うことがある。歌には、さすがプロというような節がつき、美しいビブラートも足されている。が、以前の朴訥な歌いかたのほうが、心のひだひだに入ってきた。

 話を戻し、都知事選だ。街頭演説の歌や踊りを入れた盛り上げ方や、誰にも手厚い数を揃えた公約や、YouTubeの応援動画は、考え尽くされ新しくしたものだろう。

 あたしは蓮舫さんを応援していたが、負けてしまった。選挙後、立憲の支持率も下がった。

 この後は衆議院選がある。左派の議員たちは、なぜ自分たちが左側に立っているのか、もう一度、思い出して欲しい。原点である『弱者と労働者を守る』ということを、真剣に、そして愚直に、対面で少しでも多くの人に訴えてみることをしてみたらどうだろう。あたしはそうしてみる。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    そんなに女性天皇がいやなのか…最近の雅子皇后いじめの裏にあるもの

  2. 2

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  3. 3

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

  4. 4

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  5. 5

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  3. 8

    夏ドラマは駄作ばかりだった…「どうせパリ五輪に食われる」と各局の手抜きミエミエ

  4. 9

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  5. 10

    佳子さま2990円ニット着用に愛子さまはGU愛用…女性皇族“プチプラ旋風”で好感度に差