著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

路上のガム跡、なぜ消えた?

公開日: 更新日:

 同じことを考える人がいるもので、ガム跡の観察記がネット上にあった。やはり信号待ちの歩道やバス停に多く見られるようで、しばし待つ間噛んでいてスタート時に吐くのだろう。驚くのはここ数年に新しく舗装された歩道には、全くガム跡が見られないことだ。さすがにマナーが向上したのか。コロナの影響もあるだろう。

 そんなにガムが売れないんじゃ、さぞやロッテは困ってるだろうと思ったら、そうではなかった。23年からまたガムの売り上げが上昇しているそうで、ちゃんと企業努力しているのだ。

 それは「噛むこと」のアピール。

 近年の食事は軟化傾向にあり、噛む力が鍛えられないことなどで口腔筋の発達に影響し、口がポカンと開いてしまう「お口ぽかん」の子供が増えている。これは口の中が乾き、口腔内の健康に良くない。

 また「噛むこと」が素晴らしい効果を生むそうで、集中力の向上(だから大リーグのピッチャーはよくガムを噛んでいる)、記憶力の向上、目の疲れの軽減、フェースラインの引き締め、ストレスの軽減、自律神経バランスの改善、はては頭皮の血流を上昇させ、カロリー消費量の増加、乗り物酔いの軽減と、もう良いことずくめなのだ。

 久しぶりにガムを買ってみたくなった。そして古い街並みのバス停あたりに“ガム跡”を探して昭和の思い出に浸ろうか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…