維新吉村代表が石丸新党と連携前向きのトンチンカン、「政治屋の一掃」に危機感ゼロのお気楽ぶり

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 吉村洋文代表(49=大阪府知事)が15日、石丸新党について「面白いし期待している。石丸さんとは価値観を共有しており、新党との連携というか、参加の可能性を前向きに考える」と踏み込んでいたからだ。

 ただ、吉村代表はかつて「公約を実現するのが政党ですから。公約実現に向けて邁進するということが重要」と発言。立憲との野党共闘を問われた際には、「一緒になって選挙というつもりは全くない」と拒否し、その理由について「考え方や憲法観が違う」と言っていた。

 公約を実現するのが政党であり、考え方が一致しなければ連携しない――。まさに正論なのだが、石丸新党は現時点で公約どころか政策すらも掲げていないわけで、吉村代表は一体何が面白いと考えて期待しているのか。考え方や方向性も見えない中で、なぜ、連携や参加を前向きに考えられるのだろうか。

 さらに言えば石丸新党が明確に掲げているのは「政治屋の一掃」だ。維新の所属議員らはしょっちゅう不祥事を起こしており、まさに政治家と言うよりも政治屋そのもの。連携どころか「一掃」されると吉村氏が危機感を抱かないのが不思議だ。

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