旧安倍派・長峯誠議員が参院政倫審で“爆弾発言”「これまでの証言に矛盾」「より違法性の高い行為」と派閥元幹部を糾弾
これは何が何でも旧安倍派で会計責任者(当時)だった松本淳一郎元事務局長の参考人招致を実現させるべきだろう。
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、5日開かれた参院政治倫理審査会(政倫審)で、渦中の旧安倍派議員から“爆弾発言”が飛び出した。
出席した長峯誠議員(55)がパーティー券の販売ノルマ超過分のキックバックについて、故・安倍晋三元首相が廃止を決めたにもかかわらず、同氏の死去後に再開された経緯について「今出ている証言を全て突き合わせると矛盾がある」と発言。あらためて幹部のさらなる説明が必要との認識を示したのだ。
長峯氏は2020年に秘書からの報告でキックバックの仕組みを把握したと証言しつつも、「私も含めて責任があると思っているが、途中でやめた話を違法性の認識を持ちながら再開したのは、より違法性の高い行為だ」などと踏み込んだ。
裏金事件を巡っては、衆院予算委員会で松本氏の参考人招致が51年ぶりに議決されたものの、松本氏は3日付の文書で「検察の事情聴取や、刑事裁判の法廷でも述べた通りであり、これ以上、申し上げることはございません」などと招致に応じない意向を示している。