賭け麻雀サイト胴元を全国初摘発…「違法性なし」うたいテラ銭23億円を荒稼ぎ

公開日: 更新日:

 主なオンラインカジノは、ギャンブルが合法で日本の法規制が及ばない海外に拠点を置くケースが多く、取り締まりが難しかった。府警のサイバーパトロール隊が、国内で違法にオンライン賭博を運営する同サイトを発見し、今回の初摘発となった。

「サイト自体は日本人向けですが、海外の運営法人が管理し、アーシャが連絡役を担当していました。日本人チームは男3人、女3人で会社員、自営業、無職と仕事も住まいもバラバラの集合体です。金の管理やサイトのデザイン、カスタマーサービス、メルマガ、イベントの宣伝担当など、それぞれが独立した形で自宅やその周辺からオンラインで運営に携わっていました。利用料はクレジットカードはじめ、ビットコインや決済代行サービスとあらゆる入金方法があった。会員は主にSNSで募集していました」(捜査事情通)

 オンラインカジノはスマホさえあれば誰でも24時間、ゲーム感覚で利用できるため、若年層を中心にギャンブル依存症に陥り、生活破綻につながるケースが相次いでいる。

 同サイトも<賭け麻雀の名に相応しい1万円を超えるハイレートもあれば100円程度の低レートまで様々なレートで賭け麻雀を楽しめます!>と盛んに射幸心をあおり、初心者を「沼」にハメ、テラ銭を巻き上げていた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇