シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(17)「皇国ノ興廃コノ一戦二アリ」

7つの戦時用語について論じているこのシリーズ、3番目に取り上げるのは「皇国」である。「すめらぎの国」ということになるのだが、この語が実際に使われるようになったのは、実は昭和8(1933)年ごろからである。それまでこの語は日露戦争時に日本の連合艦隊が対馬沖で、ロシアのバルチック艦…
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