東京・新橋でベロ酔い客から数千万円…客引き窃盗グループのあくどいやり口
客引き窃盗グループはそれぞれ役割分担をして、ベロベロになったカモの酔客から有り金を奪っていた。
東京・新橋の路上で酒に酔った男性に声をかけて飲食店に誘い、金品を奪ったとして、職業不詳の関島厚矢(28)、大学生の蓬田翔太郎(22)、職業不詳の沢藤翔(28)、飲食店店長の鈴木浩輝(28)ら4容疑者が27日、窃盗の疑いで警視庁愛宕署に逮捕された。
昨年12月6日午前0時ごろ、新潟県柏崎市から出張で上京していた40代男性が、新橋で居酒屋の客引きをしていた関島容疑者に声をかけられた。男性はJR新橋駅付近で同僚らと酒を飲んだ後、1人で歩いていた。近くの飲食店に誘われ、その店で蓬田容疑者が合流。男性は2人に酒を飲まされ、会計時、所持金では足りない金額をふっかけられた。
「2人はあらかじめ男性から『手持ちの現金は5000円しかない』と聞き出していたようで、その金額よりビミョーに多い7000円を請求した。男性が『それ以上持っていない』と答えると、関島らは『それじゃあ、足りませんね』と言って沢藤、鈴木ら4人で男性を近くのコンビニまで連れて行き、ATMで現金を引き出させた。男性が押した暗証番号の数字を沢藤が背後から盗み見していたのです」(捜査事情通)