広島県・大久野島でウサギ虐待→大量死か…逮捕された男は「蹴ったらどうなるのか、見てみたかった」
「島に何度も通い、多数のウサギを蹴った」──。
外国人観光客らからも「ウサギの島」として知られる広島県竹原市・大久野島。その島でウサギを蹴ったとして、広島県警竹原署は滋賀県大津市の会社員・堀田陸容疑者(25)を動物愛護法違反容疑で今月22日までに現行犯逮捕した。
「環境省中国四国地方環境事務所は昨年11月下旬以降、短期間にまとまった数のウサギの死亡個体が断続的に確認されていると今月20日に公表していました。死亡原因の究明と島の監視を強化する意向を示した矢先に起きた事件でした」(社会部記者)
無人島である大久野島には1970年代ごろから島外から持ち込まれたウサギが繁殖し、半野生化した状態で数百匹が生息しているという。
島を管理する環境省中国四国地方環境事務所(広島事務所)がウサギの死骸が見つかった経緯について説明する。
「今から約10年前ごろからSNSなどで“ウサギの島”として有名になり、島には年間平均約20万~30万人の観光客が訪れています。ですが、これまでにウサギが大量に死んだという報告はありません。昨年11月下旬ごろから島の関係者や来島者らから死骸の報告が寄せられ始めました」