日本代表の近未来を占う 乾の「フル出場」と川島の「出番なし」
EL出場中の日本人選手2人の日本代表での立場は、今後どうなっていくのだろうか?
7日発表の欧州遠征メンバー(16日・オランダ戦、19日・ベルギー戦)から外れたフランクフルトのFW乾貴士は、ELグループF組テルアビブ戦(日本時間8日早朝)に先発フル出場。ゴールにもアシストにもからめなかったが、要所で見せたドリブル突破力など一級品FWを印象付けた。
「今季はコンディション不良が続き、さらに対戦相手に研究されたことで結果を出せず、ザッケローニ監督の心証を悪くしている。しかし、代表主軸の香川、常連組の清武とはC大阪のチームメートでピッチ上で息の合ったプレーを展開。これが乾の強みです。今の日本代表はザックの指導力不足もあって停滞感アリアリ。近い将来、ザックは香川、清武、新戦力FW柿谷の3人に乾を加えた《C大阪連合》に頼らざるを得なくなる。乾がベストフォームを取り戻せば、代表復帰→主力組抜擢の可能性は高いでしょう」(サッカー記者)
欧州メンバー入りしたGK3人の中でダントツの「代表歴52試合」を誇るリエージュの川島永嗣。今回の欧州遠征のメンバーにも選ばれたが、先月終盤に痛めた腰の状態が思わしくなく、この日のELグループC組ザルツブルク戦は90分間、ベンチを温めることになった。その川島の現況をサッカー関係者がこう解説する。