ミラン本田 現地メディアの評価“乱高下”のナンセンス
新天地ミランでの4試合目・イタリア杯準々決勝ウディネーゼ戦の本田圭佑(27)はベンチスタート。1―2で迎えた82分に交代出場してトップ下に入ったが、結局は見せ場なしに終わった。
出場時間が短いこともあり、現地メディアの評価は「採点なし」。デビュー戦、初ゴールを決めたイタリア杯5回戦では低迷ミランの救世主扱いも、初先発して無得点のベローナ戦、そしてウディネーゼ戦と評価は乱高下。手厳しい論調が目立っている。
セリエA入りしてからの本田はハードな日程に心身ともに疲弊。ウディネーゼ戦は「1試合フルに温存」される予定だった。
ところが逆転されて敗色濃厚となり、業を煮やしたセードルフ監督は本田投入に活路を見いだすしかなかった。体調不十分でプレー時間も短い本田を酷評すること自体ナンセンスなのである。
■大物でもすぐ適応するのは難しいセリエA
そもそもセリエAに馴染めず、短期間で姿を消した大物選手はゴマンといる。元仏代表FWアンリは、後にアーセナルやバルセロナの主軸として活躍したものの、98年に移籍したユベントスでは16試合3得点に終わり、1季でお払い箱となった。