競争熾烈! 日本人マイナー選手「生き残る選手」の名前
■和田毅はメジャーのローテ入りの期待も
レンジャーズの田中賢介(32)、ブルージェイズの川崎宗則(32)、アスレチックスの中島裕之(31)は、昇格のチャンスこそあってもあくまでも「控え」としてだ。
「レンジャーズは小技を使える野手が少ないだけに、田中が自分の役割を理解すれば5人目の外野手か6人目の内野手としてチャンスは出てくるでしょう。川崎も同様でバントやエンドランなどの小技を武器に、内野の控えとして100試合近く出場の可能性はある。キャンプにも招待されなかった中島は昨年、3Aでも7番・三塁とか左翼だった。ケガも多く器用なタイプではないだけに、今年も苦しいかもしれません」(友成氏)
マイナーどころかメジャーのローテ入りも期待できるのはメッツの松坂大輔(33)とカブスの和田毅(33)だ。和田は前日の紅白戦で2本塁打を浴びたとはいえ、チーム事情が追い風になる。
「松坂はあくまで緩いカーブの出来次第でしょうけど、コリンズ監督がローテの5番手に入れたいようです。ライバルは昨季後半、調子を上げてきた若手で、監督は実績あるべテランを5番手にしたい。和田のカブスは先発3番手までしか決まっていない状況なので、チャンスは必ず来る。昨シーズン後半に3Aで3勝1敗、防御率2.03だった投球ができれば、先発として起用されるかもしれません」(友成氏)
日本人選手は上から下まで「投高打低」のようだ。