カブスとマイナー契約 和田「メジャー初マウンド」の現実味
メジャーでの登板がなかったベテラン左腕の所属先がようやく決まった。
藤川球児が所属するカブスは19日(日本時間20日)、今オフ、オリオールズとの2年契約が満了した和田毅投手(32)とマイナー契約を交わしたと発表した。
和田は12年にソフトバンクからFAでオリオールズに入団。中日から移籍のチェンとともに先発として期待されながら、1年目の5月に左ひじを手術。今季中の昇格も検討されたが、メジャーでの登板がないままシーズンを終えた。今季は傘下の3Aで19試合に先発して5勝6敗、防御率4.03だった。
来年2月のキャンプには招待選手として参加し、メジャー生き残りをかけるが、和田には十分チャンスはある。
カブスは今季途中に主力投手を相次いで放出したこともあり、先発投手は手薄。来季、先発ローテーション入りするのは実績のない投手ばかりだからだ。オープン戦では先発5番手の座を争うものの、和田が開幕をメジャーで迎える可能性は十分にある。
来季が渡米3年目の和田はカブスの本拠地リグレーフィールドでメジャー初マウンドに上がるかもしれない。