開幕戦でいきなり本命候補 ドラ2西浦「ポスト宮本」の期待

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 ヤクルトドラフト2位新人の西浦直亨(22=法大)が、「歴史的な一発」を放った。

 8番・遊撃のスタメンに抜擢されたDeNAとの開幕戦。初回1死一、三塁の場面で初球の直球を叩き、左翼中段へ放り込んだ。新人による開幕戦の初打席初球本塁打は史上初。9―1の大勝に貢献した西浦は、「体が勝手に反応した」と興奮が冷めやらなかった。

 奈良の天理高時代、県大会で21打数17安打で驚異の打率.810をマークしたものの、入団時の評価は「守備は一級、打撃は二級」。オープン戦でも打率.226と結果が出ず、この日の開幕戦起用も守備力の高さを買われてのことだった。

■遊撃候補の中で一番

 真中チーフ打撃コーチがこう言った。
「特にスローイングの正確さと肩の強さは遊撃候補の中でも一番。打撃はこれからなのは確かだけど、オープン戦でも積極的にバットを振れてはいたから、期待はしていたけど…。まず、守備にさらなる磨きをかけてポジションを取り、経験を積んでいくうちに打撃のレベルを上げる。(昨年限りで引退した)宮本慎也がまさにそうだった。彼のようになって欲しいと期待しているんです」

 ここ数年、浮かんでは消えた「ポスト宮本」。開幕戦でいきなり本命候補が現れた。

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