「ナガトモまで壊れたら…」 ボヤき止まらないザックの憂鬱
日本代表ザッケローニ監督がソワソワ落ち着かず、コトあるごとに「ナガトモよ。おまえまでケガに倒れてしまったら、ワタシは一体どうすればいいのか?」と口にしているという。指揮官がボヤくのも無理はない。
2月9日、DF内田篤人が右太もも裏肉離れと腱損傷で戦線離脱。2月末には、主将のMF長谷部誠が右ヒザ半月板を再手術。1月中旬に同じ部位の手術を受けたが、再発して「2人とも6月12日に開幕するブラジルW杯の出場が厳しい状況」(マスコミ関係者)ともっぱらだ。すると3月28日、主軸DFの吉田麻也まで右ヒザ靭帯を痛めて全治6週間。W杯出場に黄色信号である。
「次にケガ人が出るとすれば、その有力候補がインテルDF長友です」と某サッカー記者が言う。
■体調は下り坂
「13年2月、4月に左ヒザを痛めて昨年暮れにも再発した。保存療法で手術を回避。本人は完治したと言い張るが、3月15日の敵地ベローナ戦に帯同しながらメンバー外になったり、最近も練習中に左ヒザの違和感を訴えてみたり、コンディションは下り坂です。セリエA28、29節と筋肉疲労で先発から外れ、28日のウディネーゼ戦に3試合ぶりに先発したが、いつものアグレッシブな動きが鳴りをひそめた。代表チームメートにケガ人続出。ケガを避けるためにセーブしている感じだった」(前出の記者)