セペダで5人目…巨人「助っ人枠」で2軍落ちするのは誰?
成績だけ見れば、二軍落ちは打順が7番に降格しているロペスか、防御率8.25の守護神マシソンのどちらか。とはいえ、原監督の頭の中には別の人物がいるという。「好投したセドンが筆頭候補」と、さる球団関係者が続ける。
「2年目のロペスは打率が落ちたといってもリーグ2位の7本塁打。3年目のマシソンは毎日のように打たれていた時に、あえて抑えに抜擢した。2人への信頼は周囲が思うより厚い。アンダーソンは打率.364でリーグ4位。3番を張っている好調の助っ人を外す理由はない。セドンは無傷の2勝とはいえ、首脳陣は『変則投手だから相手も初対戦なら戸惑うだろう』という読みもあった。2度目の対戦から各チームがどう対応してくるか。オープン戦から指摘されているセット、クイック、変化球の精度など、克服していない課題も多く、首脳陣はまだ疑心暗鬼。沢村が今月下旬に実戦復帰することとの兼ね合いもある。週に1度の5番手か6番手の先発投手が一番落としやすい」
5月の段階での状態次第だが、誰も調子を落とさなければ、セドンが二軍──。昨季の韓国最多勝左腕はあと1カ月、負けられない戦いが続く。