巨人4連敗 統一球に翻弄マシソン「ダメ助っ人」に逆戻り
またやられた。
15日のヤクルト戦、2番手で登板した巨人のスコット・マシソン(30)は同点の八回、2四球と安打で1死満塁のピンチを招くと、畠山にストレートの押し出し四球を与えて降板した。この日の4失点で防御率は12.86。早くも2敗目(1勝)を喫し、「何をやってもうまくいかない」といら立ちを隠せなかった。
150キロを超える速球を武器に、昨季までの2年間でわずか3本しか打たれなかった本塁打は、今季すでに3本。リリーフ投手の中では12球団ワーストだ。原監督が絶大な信頼を寄せていたセットアッパーが、なぜこうも打たれるのか。
他球団からは「今年は直球が高い」「球が速いから合わせれば勝手に飛んでいく」などといった声が出ているが、巨人の球団関係者は「ボールの影響もある」と続ける。
「開幕2戦目で阪神のマートンにレフトスタンド上段まで運ばれる130メートル弾を食らって、<あそこまで飛ぶのか>とショックを受けた。その後、広島の堂林に逆方向へ放り込まれた時は、声を掛けるのがはばかられるほど落ち込んでいた。“飛び過ぎるボール”が発覚してからは、今度は力んでストライクが入らない悪循環になっている」