合宿でも絶不調…FW柿谷に影落とす“同期”香川との関係

公開日: 更新日:

 午後の練習メニューでは、ミニゲームで柿谷と香川が敵味方に分かれてマッチアップする場面もあったが、会話を交わすわけでもなく、妙によそよそしいムードだった。

「それでも柿谷がJリーグでゴールを量産していれば、代表でもそれなりにデカイ顔もできるだろうが、今季からC大阪の監督に就いたポポビッチのポゼッションサッカーに適応できず、明らかに調子を落としている。昨季までのC大阪は堅守からカウンター攻撃を仕掛け、1トップの柿谷がシュートを決めるのが基本パターンだっただけになおさらです。大物助っ人フォルランの存在もマイナス。フォルランが相手ゴール前にデンと構えていることもあり、柿谷はサイドに流れてチャンスメークの時間帯が長く、点取り屋としての感覚が確実に鈍っている」(前出の取材記者)

 柿谷自身の“慢心”も大きい。柿谷の真骨頂は「味方からのミドルパスを機敏な動き出しでトラップし、そのままワザありゴールで決める」というもの。

「周囲から注目されてチヤホヤされるようになって“常にカッコいいプレーで点を取りたい”という意識にとらわれ、それが足かせになっている」(前出の取材記者)

 今合宿では、FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)や遠藤らご当地選手よりも女性ファンの歓声を浴びている柿谷も、復調にはまだまだ時間がかかりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…