現役続行希望のDeNA中村紀 来季の「転職先」はあるのか
「“雑巾掛け”からやり直すつもりのようです」
DeNAのチーム関係者が、中村紀洋(41)についてこう言う。中村は今季5月、ベンチの作戦に対してフェイスブックで反論。懲罰として二軍降格させられた。以降、一軍昇格はなし。冒頭の関係者によると、「今季限りでの解雇は決定的も、本人は現役続行を希望。二軍でも腐らずプレーしている」という。
二軍では2打席程度で途中交代させられるなど、モチベーションを維持しづらい環境ながら、41試合出場で打率.292、1本塁打、9打点(20日現在)。DeNA首脳陣のひとりが明かす。
「40歳を越えても打撃技術は健在。三塁守備はバルディリスよりうまく、一塁守備も安定感がある。勝負強いから代打だけでもまだまだやれると思う。指導力もなかなかのものだ。打撃不振に悩む後藤に、『アゴを引け』とアドバイスしたら、復調して一軍でも大活躍した。ポジションが重なるライバルなのに丁寧に教えたから驚いた。本人も『来年は大幅ダウン(今季年俸5000万円)になっても現役を続けたい』と言ってるみたい」