巨人の“鉄腕救援”山口に直撃 「マツダで打たれるのはなぜ」
16日の広島戦に7-1で大勝した巨人に不安があるとすれば、リリーフの山口鉄也(30)だろう。昨季までプロ野球記録の6年連続60試合以上登板の「鉄腕」が、今季はここまで55試合で4勝3敗、防御率2.91。昨季は1.22、12年は0.84で他球団に「山口が出てきたらお手上げ」と白旗を揚げさせていたが、安定感のなさが目立っている。左腕を直撃した。
──優勝を争っている広島戦に12試合に登板し、防御率7.56と相性が悪い。
「カープはいい打者が多いんで、投げにくいのは投げにくいですけど……」
──特に敵地での数字が良くない。マツダスタジアムは投げにくいんですか?
「ここ(マツダ)はマウンドが低いんですけど、投げにくいとか特にそういうのは感じていません……って、ボクがここでスゴい打たれているから聞きにきたんですか?(苦笑い)」
山口にとって確かに今季のマツダスタジアムは“大鬼門”となっている。5試合で1勝2敗、防御率はなんと24.23。球界を代表するセットアッパーが、マツダではボコボコにされる。巨人の関係者は「山口のクセがバレているのか、他に何かあるのか」と原因究明に躍起になっている。