香川骨折の例も ミラン幹部が気を揉む本田の「アジア杯」行き
セリエA・ミランMF本田圭佑(28)のゴールラッシュが止まらない。19日のベローナ戦で2ゴールを叩き込み、7戦して通算6ゴールは、得点ランク堂々の首位タイだ。
あるスポーツ紙の「このままいけば32発で得点王」は持ち上げ過ぎとしても、昨季ドイツで15ゴールを挙げたFW岡崎慎司(28)の「日本人欧州リーグ最多得点記録」の更新は、十分に射程圏内と言ってもいいだろう。
ミラン1年目の昨季は14試合で1ゴール。まるで別人のような好成績にミラン幹部もいたくご満悦……と言いたいところだが、ミラン幹部の顔色は冴えない。
というのも、来年1月9~31日の日程でアジア杯(オーストラリア)が開催され、本田は日本代表の一員として参加。あくまで日本が決勝まで勝ち進んだ場合だが、最大で5試合のセリエAを“頼れるストライカー本田”抜きで戦わないといけないからだ。
本田は6ゴール以外に2アシストを決め、7戦までのミランの総得点16ゴールの半分に絡んでいる。その大黒柱が長期いなくなる。ミランのガリアーニ副会長は、すでに公式ホームページ上で<本田は必要不可欠な選手。我々は(アジア杯招集に)反対する>と不満を表明済みだ。