鈴木良平氏 CL3連勝ドルト香川に「もっと貪欲にゴールを」
欧州CLのガラタサライ―ドルトムント戦では、試合前に注目選手として1トップに入ったFWオーバメヤンを挙げたが、ズバリ的中した。
前半6分、MFロイスのクロスに反応したオーバメヤンが、右足ダイレクトで決めた。12分後には、右SBピスツェクからのクロスを右足ボレーで追加点。素晴らしい連続ゴールで試合を決定づけた。
ドルトムントは、今季ブンデスリーガで2勝1分け5敗と絶不調。18チーム中14位にあえいでいる。堅い守備をベースに前線から強烈なプレスを掛け、ボールを奪うと素早いカウンターを仕掛けていく。このドルトムントの持ち味をなかなか発揮できないでいる。
敵地に乗り込んだドルトムントは、あえて「前から!」という意識を捨て、ある程度はガラタサライにボールを支配させつつ、効果的なカウンターを繰り出してゴールを重ねた。ガラタサライ戦を契機に選手たちが、本来のパフォーマンスを思い起こせば、上昇機運に乗っていけるだろう。
トップ下でスタメン出場の香川には「貪欲にゴールを狙って欲しい!」と伝えたい。トップ下としてチャンスメークに腐心しながらも、前半24分には相手GKと1対1となるチャンスを迎え、後半21分にも決定機に恵まれた。しかし、いずれもゴールはならなかった。