活躍遅いとすぐブーイング 香川真司は古巣復帰でも正念場

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 日本代表FW香川真司(25)の独ドルトムントへの復帰が、現地8月31日に正式決定した。18年6月30日までの4年契約で、一部報道によると移籍金は11億円、年俸4億円といわれる。

 10年7月に加入したドルトムントで2季連続リーグ優勝の立役者となった香川だが、12年6月に英マンチェスター・ユナイテッド入りしてからは、パフオーマンスを落とす一方。出場38試合・6得点で、今季リーグは3戦連続出番なしだった。

 一時はマンUでのレギュラー奪取に懸けていた香川も、ファンハール監督から「私の希望と哲学を満足させなかった」と厳しい評価を下され、このまま残留しても昨季と同じベンチ要因だと考えたのだろう。移籍市場が閉じる前(最終日は現地9月1日)に移籍を志願。古巣ドルトムント返り咲きとなった。

 かといって、香川にとって今回のドルトムント復帰は、決して楽な出戻りではない。むしろハードルは高いかもしれない。ドルトムントのクラブ幹部もサポーターも、香川に対しては「栄光をもたらしてくれた頃のシンジ」のイメージが色濃く残っている。それだけに、在籍した10-11、11-12シーズンのような活躍をすぐにでも見せないと、サポーターは容赦なくブーイングを浴びせてくる。

“勝手知ったる我が家”に戻れて香川はハッピーだろうが、与えられる時間は決して長くはないのだ。

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