<第1回>選手とギャラリーの一体感がトーナメントにはない

公開日: 更新日:

 日本ツアー10勝、米ツアー3勝と世界で活躍した丸山茂樹プロ(45)が、「スター選手不在の日本男子ツアーは非常に厳しい局面にきている」と指摘する。男子ツアー国内開催は昨季より1試合増えて24試合と明るい材料もある。しかし、最盛期に比べたら21試合も少ない。

――丸山さんは週刊誌連載で、「それぞれの選手も営業マンにならないといけない」と述べています。どうすればいいのでしょう。

 昔のプロに比べると今のプロは試合会場であっさりし過ぎています。一言でいえばサービス精神が足りない。

 昔はファンと一体になってトーナメントを盛り上げるエンターテイナーがたくさんいました。ジャンボさんはインタビューの受け答えが面白いし、パフォーマンス能力も高い。ギャラリーが拍手したら右手を高く突き上げて、その周りがドッと盛り上がるような見えを切った。試合が終わった後に、「大したゴルフしていないのに優勝しちゃった」というあの口ぶり。誰でもかかってこいという独特の雰囲気が喜ばれた。

 ところが最近は、テレビを見ていても、もうちょっと喜べばいいのになぁとか、悔しそうな顔をすればいいのになぁと思うことがよくあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか