キャンプ地で始動のヤンキース田中 初日から周囲の評価上々
右肘靱帯部分断裂からの完全復活を目指すヤンキース・田中将大(26)がエンジン全開である。
メジャー2年目を迎える右腕は17日(日本時間18日)、21日からのバッテリー組のキャンプに備えてフロリダ州タンパのマイナー施設で始動した。
クラブハウス内でトレーニングを約1時間こなした後、グラウンドに出てキャッチボールを開始。徐々に距離を伸ばし、約70メートルの遠投を行った。最後はロスチャイルド投手コーチが見守る中、約18メートルの距離で変化球も交えて16球を投げ込むなど、患部に異常がないことをアピールした。
練習後の田中は日米の報道陣に対応することなく、自主トレ初日を終えたが、周囲の評価は上々だ。
キャッチボールの相手を務めたイバン・ノバ投手は「(田中は)順調なようだ。(故障する前と)同じように見えた。相当、ハードに練習してきたのだろう」と舌を巻いた。
エース左腕サバシアは昨季メスを入れた右膝は完治しているものの、調整が遅れている。2年目で初の開幕投手を務める可能性もあるが、飛ばし過ぎると右肘が再びパンクするリスクもはらんでいる。