ヤンキース田中 2年目のオープン戦は首脳陣が“徹底監視”
ヤンキースの首脳陣があらためて田中将大(26)の復調に期待を寄せた。
ラリー・ロスチャイルド投手コーチは9日(日本時間10日)、キャンプ地フロリダ州タンパで米メディアの取材に応じ、右肘靱帯部分断裂からの完全復活を目指す田中について「彼はいい冬(オフ)を過ごした」と調整が順調なことを明かした。
昨季、右肘を故障した際には、米国でオフ返上でのリハビリも検討された。シーズン中の復帰は危ぶまれたが、9月21日のブルージェイズ戦、27日のレッドソックス戦の2試合に登板して不安を払拭した。
ロスチャイルド投手コーチは「最後の登板(1回3分の2を7安打7失点)の内容は良くなかったが、彼は調子が悪いと感じてなかったようだ」としながらも、7年総額1億5500万ドル(約186億円)を投じた右腕は懸念材料のひとつだからだろう。「何人かの選手は万全の状態でキャンプ、オープン戦を送れるように管理しなければならない。田中もそのうちの一人」と話し、患部の再発防止に向けて細心の注意を払うとした。メジャー2年目のキャンプはルーキーイヤーだった昨年以上に投手コーチから徹底監視されそうだ。
なお田中は、10日渡米して自宅のあるニューヨークに滞在し、21日から始まるバッテリー組のキャンプに備える。