トルコでは億超え選手も…日本バレーボール界の寂しい年俸
その木村は昨年、古巣の東レとプロ契約を交わしてVリーグに復帰した。金額は明らかになっていないものの、契約は2年。リーグ優勝やシーズンMVP、各種個人賞受賞などの出来高払いも盛り込まれているという。
Vリーグでは、これまで日本代表のセッターを務めた竹下佳江(36=元JT)らがプロ契約を交わしたが、バレーボール関係者によれば「男女とも年俸は1000万円程度」だという。
現在、Vリーグ女子の8チームのうち、実業団は6チーム。NECレッドロケッツのように全選手が社員として採用され、引退後も雇用が継続される企業もあるが、中にはこんなケースもある。
日本代表に多くの選手を輩出するあるチームでは半数以上が契約社員。最も低給なら年収200万円という選手もいる。高卒で入社する選手が多いため、3年間で芽が出なければ戦力外通告される。代表に選出された選手ですら、コーチなどのポストがなければ、引退と同時にチームを去らなければならないそうだ。