広島の新助っ人シャーホルツは「速球には強いが左腕に弱い」
どうやら今年は本気のようだ。広島は3日、前レンジャーズのネイト・シャーホルツ外野手(31=188センチ、97キロ、右投げ左打ち)と契約合意に達したと発表した。1年契約で、年俸は116万2000ドル(約1億3900万円)プラス出来高だ。
広島はヤンキースの黒田が8年ぶりに復帰。投手力はアップしても、昨季37本塁打でタイトルを取ったエルドレッド(34)は右膝手術で戦列を離れている。優勝を狙うにはポイントゲッターの存在が欠かせない。広島としてはかなり奮発して獲得した外野手は、どんな選手なのか。スポーツライターの友成那智氏が言う。
「この時期に取った選手にしては悪くないです。メジャー通算799試合、打率.253、52本塁打、228打点。13年にはカブスで137試合に出場し、21本塁打をマーク(打率.251、68打点)。足も速い方だし、強肩で送球も正確。守りがよく、広島向きの選手とも言えます。打者としての特徴は、早打ちで速球に強いこと。レベルスイングで外野の間に鋭いライナー性の打球をよく飛ばす。でも、昨年は相手投手が変化球を多投するようになり、それを意識して得意だった速球が前ほど打てなくなった」