ブラッター5選に激怒 “W杯ボイコット”言い出すUEFAの思惑
「そのような提案はあるかもしれませんが、実際に決めることは難しいと思います。そもそも欧州連盟が現体制を批判しているのは、正義の主張ではない。要するにFIFA内部の利権争いです。ブラッター会長は、アベランジェ前会長(ブラジル)の方針を引き継ぎ、南米以外に、アフリカ、アジアなどのサッカー新興国に多額の資金を使ってきた。原資は高騰を続けるW杯の放映権です。サッカーの盛んな欧州は、長期間にわたってFIFAの金庫の鍵を握られているので、ブラッター体制をつぶしたいのです。今回の汚職事件がこれだけ大騒ぎになったのも、そのような事件に寛容だったスイスを、やはりFIFA利権のうまみから遠い米国が突っつき、捜査当局が動いたからです」
公正、改革を求めるのがポーズとは……。