ロッテ清田育宏 大学投手時代の“制球難”で打者の才能が開花
生まれ育った千葉県鎌ケ谷市は「梨」が名産。同姓の親戚が経営する梨園もあるため、よく梨農家出身と間違えられる。
「父は普通のサラリーマン(新京成電鉄に勤務)で、父の兄が梨園を経営しているので。誤解されるんでしょうね」(本人)
ロッテの上位指名が確実視されながら、09年のドラフトでまさかの4位指名。この順位に不満を抱き、一時プロ入りを保留した。その後、球団側が契約金と年俸の増額(最終的に6000万円、1500万円)と背番号「1」を用意したことで、入団を決断した。
■心の支えは幼なじみの妻
12年1月1日に「元日婚」した中学時代の同級生の妻(29)。「あまり家族のことは人に話したくないんですよ」と照れるものの、「やっぱり(妻の良さは)いい時もダメな時も黙って見守ってくれる。それが一番ですね。密かに心配はしてくれてると思いますが、あえて何も言わないというか。それが僕にはありがたい。逆にそのおかげで自分自身も頑張らないと、という気持ちになりますね」。
ライバルは、ロッテにドラフト1位で入団した同期の荻野貴司。荻野が関西学院大時代からライバルであり親友でもある。大学4年時のオープン戦で対戦した際には、荻野が8打数8安打をマークすると、清田も7打数7安打で対抗したほど。