松山英樹の「今季国内初戦」 優勝賞金“最安”大会に決めたワケ
米ツアーに参戦中の松山英樹(23)が、7月23日開幕の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」(グランディ那須白河GC)に出場することが決まった。
松山は「東日本大震災の大変な状況の中、福島をはじめ東北の方々は快くマスターズに送り出してくれました。アマチュアの時も、プロに転向しPGAツアーで戦うようになっても、僕にできることはないかと考えていました。昨年PGAツアーで優勝することができ、上位で頑張れるようにもなり、ぜひとも福島の皆さまや日本の皆さまに少しは成長した自分のプレーを見ていただきたいと今回出場を決めました」とコメントした。
松山が国内ツアーに出場するのは、優勝した昨年のダンロップフェニックス以来。今大会の主催者も同じ企業だ。優勝賞金は1000万円と国内ツアーでは最も低額だが、用品使用契約を結んでいるスポンサーが主催する大会なので「恩返し」が一番の理由とみられている。
■勝てば賞金全額寄付か
だが、それだけではなさそうだ。国内男子ツアーは、90年の44試合から24試合まで激減。ツアーを盛り上げるためダンロップスポーツが昨年福島でスタートさせたのが今大会だ。