松山英樹の「今季国内初戦」 優勝賞金“最安”大会に決めたワケ
「だからです」と、あるツアー関係者がこう続ける。
「賞金が安いこともあってか、昨年は注目度がいまひとつでした。今年は松山が出場するから報道の規模も違ってくる。でも、被災地の大会に出ることは違う意味もあると思う。米ツアーのトッププロは、J・スピースやB・ワトソンのように精力的にチャリティー活動をしないと、『あいつは金儲けしか興味がないのか』と言われ、軽蔑されます。松山は英語が話せないので米国ではチャリティー活動がやりづらい。ならば被災地の大会に出て賞金を全額寄付すれば、米国のメディアも取り上げる。松山は今年から錦織や石川のマネジメントをやっている会社と契約した。そこの助言もあったのではないか」
松山はスポンサー契約だけで年間収入が6億円とも7億円以上ともいわれている。優勝して1000万円をポンと寄付しても痛くもかゆくもないだろう。