釜本氏がなでしこ澤穂希に“引退勧告” 「後進に道を譲るべき」

公開日: 更新日:

 W杯決勝は、米国が“地元の利”を生かし、あっと言う間に試合を決めてしまった。

 隣国カナダでの開催とあって、スタンドは米国サポーターで埋まった。熱狂的な応援を背に受けた米国は、キックオフと同時に一気呵成に攻め込んできた。思うに米国選手は「難しいシュートを打ってみたら、次々に入ってしまった」といった感覚だったはずだ。

 なでしこたちは、優勝した前回ドイツW杯の主力が多く残っていた。経験値の高い選手をそろえながら、前半16分までに4失点を食らい、選手は完全に浮足立ってしまった。局面でのプレーもやや緩慢だった。確かに11年ドイツW杯と比べるとボールへの寄せ、機動力、攻守の切り替えスピードなど「あぁ、4年が経過したんだな」という印象も否めなかった。

 しかし、なでしこの選手たちは本当によく頑張った。世代交代が進まなかったことで「選手層が薄い」と言われるが、若手がだらしないというよりも中堅、ベテランに実力者が多く、彼女たちが大きな壁となって立ちはだかり、越えられなかったという側面もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭