釜本氏がなでしこ澤穂希に“引退勧告” 「後進に道を譲るべき」
前半27分にFW大儀見が1点を返し、なでしこの流れになりかかろうとした33分、36歳のベテランMF澤が投入された。
切り札を早い時間で使ったことに賛否両論あるみたいだが、佐々木監督の気持ちも分からないではない。チーム全体が混乱をきたし、澤の投入でチームを落ち着かせようとしたのだ。ベストのタイミングだったのか? はさておき、指揮官としては「入れざるを得ない状況だった」のだろう。
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その澤が、米国戦後のインタビューで「最後のW杯として臨んだ。悔いなくやれた」とコメントした。もっとも、二度と日本代表のユニホームを着ないというわけではないみたいだ。来年夏のリオ五輪には「招集されたら出てみたい」と話しているからである。
しかし、偉大なレジェンドだからこそ、澤に対して「ご苦労さま。もう十分に日の丸をつけて頑張ってくれた。ここで代表に別れを告げ、後進に道を譲るべきじゃないだろうか」と言いたい。
優勝を逃して監督、コーチ、関係者、もちろん選手たちは悔しい思いでいっぱいだろう。その悔しさを何にぶつければいいのか? 4年後のW杯に向けて何をなすべきなのか? を真剣に考えないといけない。