ドルト新監督トゥヘルを直撃「香川を全力でサポートしたい」
ピッチの上でも、選手が少しでも意図した通りに動かないと感情をむき出しにする。川崎戦の前半、主導権を握られた時間帯で指揮官は頭を抱えたり、オーバーアクションで指示したりと“素”の姿が垣間見えた。
思うに「トゥヘル監督の緻密さと感情の起伏の激しさ」は、日本代表のハリルホジッチ監督と共通した部分がある。
日本人選手は「高校の部活」のような環境を素直に受け入れ、黙々と取り組むタイプが多い。しかし、ドイツ代表MFロイスやガボン代表FWオーバメヤンらエリート選手たちは果たしてどうだろうか? ハリルホジッチ監督が、フランス時代に選手とやり合ったように、トゥヘル監督率いるドルトムントでもひと波乱起きるかもしれない。
既成概念にとらわれないトゥヘル監督は、たとえばピッチの形を変えながら練習をやったり、斬新なアプローチで強化していく。松本山雅の反町康治監督や湘南のチョウ・キジェ監督ら信奉者はJリーグにも多い。岡崎を欧州を代表するストライカーに育てた手腕で香川をどこまでレベルアップしてくれるのか、今後の動向が大いに気になる。