全敗もある「東アジア杯」 なでしこ佐々木監督が笑顔の理由
8月1日に中国・武漢で開幕する「東アジア杯」の日本女子代表なでしこジャパン23人が21日、発表された。
カナダW杯メンバーから選ばれたのはGK山根、DF田中、北原、MF上尾野辺、川村、FW菅沢の6人。欧州組、DFの鮫島や有吉、MFの宮間や阪口といった国内組主力も選出されず、19歳MF増矢、代表初招集の20歳DF村松などフレッシュな顔ぶれに。23人の中で代表10試合以下は17人。そのうち初招集4人、代表出場1試合が7人。大胆な若手主体の構成だ。
メンバーは27日から国内合宿を行い、8月1日に北朝鮮戦、4日に韓国戦、8日に中国戦をこなし、2大会ぶりの優勝を狙う。佐々木監督が若手を抜てきしたのはなぜなのか。
「カナダW杯で中国は8強に、韓国は16強に入り、北朝鮮も地力のあるチーム。なでしこの3戦全敗の可能性もあるし、そうなると佐々木監督への風当たりは強くなる。だが、佐々木監督が若手を抜てきできたのは、東アジア杯惨敗でも解任されることがないからです。佐々木監督とサッカー協会との契約は8月末日まで。しかし、カナダW杯決勝進出が評価され、来年8月のリオ五輪まで1年間、延長されることが内定しているのです」(サッカージャーナリスト)
道理で会見で笑顔をふりまいていたワケだ。