“松山効果”もなし 注目消えた日本男子プロに「努力不足」の声
【ダンロップ・スリクソン福島オープン】福島・グランディ那須白河GC=6954ヤード・パー72
「大会が注目されて福島に多くの人の目が注がれ、復興に取り組む東北の現状を知っていただく機会が増えればいいなと思ってます」
今大会出場に向けて松山英樹(23)が寄せたコメントだ。「震災復興に取り組む福島を応援」を掲げて昨年スタートし、2回目となる今年は東北福祉大出身の松山を出場させて盛り上げ役を託した。
最終日、猛チャージを見せたが直前の全英オープンの強行日程もあって9位に終わった。
「昨日までの3日間が少し残念でしたけど、最終日に良いプレーをすることができた」(松山)
大会は「松山効果」を狙ったものの、入場者数は昨年4日間計1万954人から1万5882人と、4928人増えただけ。テレビ中継はCSと地元放送局のみで、地上波の放送はなし。おまけに今季11試合で7試合目の外国人プロの優勝である。松山の「復興に取り組む福島を知って欲しい」という願いも多くの人に伝わらなかったはずだ。だが、原因はそれだけではない。作家の三好徹氏がこう言う。