マーリンズ主砲今季絶望も イチローに「安打量産」の絶好機会

公開日: 更新日:

 ベテラン外野手に願ってもないチャンスが巡ってきた。今季は「4人目の外野手」のマーリンズ・イチロー(41)がレギュラーシーズン終了まで右翼に定着しそうだからだ。

 ここにきて、死球を受けて左手を骨折した主砲で正右翼手のスタントンの回復が大幅に遅れていることが判明。複数の米メディアによれば、すでにスタントンは打撃練習を再開しているものの、患部の痛みは引かず、本来のスイングからは程遠い状態だという。当初は全治4~6週間と診断され、8月上旬には戦列に復帰するとみられていたが、依然として先行きは不透明だ。

 マーリンズは首位ナショナルズとは12ゲーム差でナ・リーグ東地区4位。開幕から低迷するフィリーズとともに最下位を争っている(2日終了時)。スタントンと昨年11月に北米プロスポーツ史上最高額となる13年総額3億2500万ドル(約390億円)で契約。すでにチームのポストシーズン進出が絶望的なだけに、高給取りを無理に働かせて患部を悪化させては元も子もない。スタントンに今季の残り試合を全休させる可能性は十分にある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…