入場者数激減の男子ツアー プロを蝕む危機感ゼロの“病巣”

公開日: 更新日:

 日本ではゴルフをやらない人がわざわざ入場券を買ってまで見に行くことはめったにない。日本では今でもゴルフは見るスポーツではなく、自分でやるスポーツなのだ。だから興行的にも成り立たないわけだ。

■プロ自ら汗をかいて入場券を売らないと

 日本のプロトーナメントはそもそも主催者(企業)の宣伝媒体としてスタートした。だから、これまで真剣に入場券を売ろうとしなかった。

 入場券を売らなくても、やっていけるという考えが今でも選手の間には定着してしまっている。

 米ツアーと違って、日本ツアー機構はテレビの放映権も持っていない。主催者とスポンサーに何から何まで頼り切って、入場券まで主催者に任せてしまっている。

 賞金はどこから出てくるのか。フェアウエーに埋まっているわけではないのだ。どこから賞金が出てくるのかを、選手一人一人が胸に手を当ててよくよく考えてみる必要がある。球の打ち方だけでなく、選手一人一人の一挙手一投足がいかに大事であるかということを十分に考えてほしいのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…