韓国人プロに勝てない日本人 「アマ時代のコーチで差」の指摘
今年の全米女子オープンには日本人選手12人が出場し、うち7人が決勝に進出したというので、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は鼻高々のようだ。
しかし、半数以上が予選を通過したといっても、トップ10に入ったのは5位タイの大山志保ただ一人。他に上位に入ったのは14位タイの葭葉ルミと20位タイの上原彩子ぐらいなもの。1、2、3位を独占し、5位タイにも入っている韓国選手とは大変な違いだ。
国内の男女ツアーでも韓国人プロにはなかなか勝てなくなっている。7月の第2週が終わった時点で、賞金ランキングは男女ともに韓国選手がトップに立っている。
国を挙げて選手を強化しているところに韓国の強さがあるとよくいわれる。日本の選手と比較したとき、一番の違いはやはりスイングにある。
韓国の選手は男女ともに、アマチュア時代から韓国プロゴルフ協会のコーチに師事している。基本から教わって、物理の法則にのっとったスイングを「学習」してプロになった人たちである。プレッシャーに強いのも理にかなったスイングをしているからだ。