好調キープの服部真夕 師匠から独り立ちして“甘え”断ち
【CATレディース】
ここ数試合、服部真夕(27)が好調だ。
春先は9試合連続予選落ちだったが、ここ2試合はmeijiカップ9位、NEC軽井沢72ゴルフ4位と連続トップ10入り。そして今週も初日8バーディー、1ボギーの66で回り首位タイ。2日目もスコアを3つ伸ばし、首位に1打差の2位と、好位置につけている。
「今はショットが調子よくてしっかり打てているのでボギーがきてもすぐにバーディーが取れると思えるようになった。気持ちの面でだいぶ変わった。自信が持てている」(服部)
2008年に初優勝を挙げて、10年から3年連続勝利をマーク(ツアー通算4勝)。岡本綾子がプロテストに合格した服部を見て、「この子は私が育てる」とホレ込み、“アヤコイズム”を徹底してたたきこんだ逸材だった。ところがここ2年は勝利から見放され、今季はシャンクに悩み、スランプに陥った。
「周囲も『一体、どうしちゃったの』って、心配してました。岡本さんでもシャンクだけは心の問題で技術指導で直せるものではない。時間が経ち、夏になれば大丈夫と見ていた通りになったわけです。実は鉄の結束といわれた岡本軍団を離れて、今は一人で練習に取り組んでいます。連絡を取り合っているのかはよくわかりませんが、自分で解決しなければ、スランプから抜け出せないと独り立ちを決意したのです」(関係者)