朴仁妃メジャー7勝目 日本女子プロは韓国人になぜ勝てず?
【全英リコー女子オープン】(英国・ターンベリー・エイルサC=6410ヤード・パー72)
世界ランク1位の朴仁妃(27)が1イーグル、7バーディー、2ボギーの「65」というビッグスコアを叩き出して、5位発進からの逆転でメジャー7勝目を挙げた。朴は今年6月の全米女子プロ選手権でも勝っており、7月の全米女子オープン勝者のチョン・インジ(20)に続いて韓国人プロがメジャー3連勝である。今大会も3位タイまでの4選手中3選手が韓国人。もう1人のリディア・コ(18)はニュージーランド国籍を持つが、両親は韓国人。韓国人プロの強さばかりが目立った。
一方、日本人プロはといえば、宮里美香(25)が首位と2打差4位発進で、樋口久子(女子プロゴルフ協会相談役)の1977年全米女子プロ以来、38年ぶりのメジャーVも期待されたが、最終日は1つスコアを落として通算5アンダー7位フィニッシュ。
「1打に集中しようと思ったが、気持ちが強すぎた。自分の中でも正直(優勝の)チャンスがあると思っていた。3日目まですごくいいゴルフをしていたので、最終日に爆発的なスコアを出さないと、メジャータイトルは手にできないことをあらためて実感した」(宮里)