アイアンが飛ばない人は両手を極端に離してクラブを持って素振りするといい
ドライバーは人並みの飛距離が出るのに、アイアンを手にすると、飛距離がガクッと落ちてしまう。芯を食った感じの時でも、7番で150ヤードに全然届かない……。
アイアンは飛ばすクラブではないが、番手なりの距離が出ない場合、スイングに大きな問題がある。アイアンが飛ばない人は、ドライバーだけでなくアイアンもすくい打ち(アッパー軌道)になっている。アイアンをすくい打ちすると、インパクトでロフトが増える。7番を9番のロフトにしてしまうから、番手通りに飛ばせなくなるのだ。
では、どうすればアイアンでのすくい打ちを矯正できるのか?
いくつか練習法があるが、お勧めしたいのは両手を極端に離した状態をつくっての素振り。左手はいつもの位置、右手はシャフトの真ん中ぐらいを握る。そしてこの状態でヘッドをひざの高さぐらいに浮かせたら、ゆっくりとシャドースイングしてみてほしい。テークバックでは右ひじをたたみ、ダウンからインパクトにかけてはたたんだ右ひじを徐々に伸ばしてみてほしい。そして、ダウンスイングでは曲げた右ひじを伸ばす時、右腕を上から下に振り下ろすことを意識する。