アジア2次予選初白星も ハリル監督を待つ「Jリーグ」という敵
同月20日、マレーシアで行われたAFC会議から帰国したハリルホジッチは、成田空港に着くとその足で日本サッカー協会(JFA)、Jリーグの入っているビルに乗り込み、Jリーグ村井満チェアマンと直談判だ。
「ハリル自身は『控えめに主張した』と話していたが、①代表短期合宿をもっと多くやりたい②週半ばの国際Aマッチデーの前のJ1開催日を日曜日から土曜日に変えて欲しい――などを村井チェアマンに対して強く要請した」(関係者)
Jリーグは、今季から「前後期・チャンピオンシップ制」を導入。前後期の優勝クラブと年間総合順位上位クラブが、11月25日~12月5日に開催されるチャンピオンシップで年間王者を決める。このあおりを受けてJリーグが過密日程となり、代表のスケジュールが取りづらくなったのは事実。
「だからといってハリルがJリーグ日程に噛み付くのはお門違いも甚だしい。与えられた環境でベストを尽くし、結果を残すのが代表監督の責務ですからね。それにJリーグは5月、リーグ戦の合間を縫って国内組28選手を対象に千葉県内で合宿を実施したり、それなりにハリルの要望を受け入れている。言い訳ばかりのハリルに、Jリーグ関係者はゲンナリしている」(前出の関係者)