来季も米ツアー? 横峯さくらの動向に女子プロ協会ピリピリ
【マンシングウェアレディース東海クラシック】
今季から米ツアーに主戦場を移しながら帰国し、現在スポンサー契約を結ぶウエアメーカーの主催大会に出場している横峯さくら(29)。関係者の間で話題になっているのは、成績よりも今後の動向だ。
さくらの今季国内出場は3戦目で、シード選手の出場義務数7試合にあと4試合足りない。
日本ツアーは韓国選手が圧倒的に強い状況で、ファンからは「日本人プロはだらしない」という批判の声が大きくなっている。そこで人気と実力のあるさくらに戻ってもらい、試合を盛り上げてもらいたいという思惑が日本女子プロゴルフ協会にある。
しかし、出場義務試合数をクリアできなければシードを失うことになり、それは日本ツアーを捨てて米ツアーで戦うことを意味する。だから、「さくらは今後どうするんだ?」と気がかりなのだ。
「米参戦1年目の今季は、開幕直後こそ3戦連続予選落ちと不慣れなツアー環境に苦労しましたが、その後は着実に成績を残して賞金ランク49位。すでに来季シード権を確定させており、十分に戦えると手ごたえをつかんでいる。だから先ごろ、米国内で移動に使う大型キャンピングカーを購入して、専属の運転手も雇ったのです。これまでスポンサーのことがあって、来季のスケジュールについて口を開いてきませんでしたが、今回の帰国で米ツアーで戦うことをスポンサー各社に説明するはずです」(ゴルフ記者)
来季もさくら不在で、「韓国選手の勢いは誰が止めてくれるの?」という嘆きが協会内部から聞こえてきそうだ。