<第1回> 阿部「捕手復帰」がチーム崩壊の序曲

公開日: 更新日:

 ヤクルトの優勝が決まると、巨人首脳陣のひとりがこう言った。

「貧打もそうだが、監督は『やっぱり捕手を固定できなかったのが痛かった。投手によって捕手が代わるというのは、チームとして正しい姿じゃない』と言っていた。確かにそう。うちだけじゃなく、セはどこもそうだった。唯一の例外がヤクルト。ヤクルトにだけは中村という正捕手がいた。その差が出たということでしょう」

 今季の巨人は、長く扇の要を務めた阿部慎之助(36)が一塁へ完全コンバート。これは、原辰徳監督(57)の強い要望でもあった。ヒザや首に故障を抱える阿部は昨年、捕手としてのスタメン出場が104試合にとどまった。その日の体調によって、当日にスタメンを回避せざるを得ない、という事態も頻発。だったら、半ば強引にでもポジションを空け、「ポスト阿部」をつくる――わざわざ、「阿部が捕手に戻ることは99%ない!」と公言し、チーム内外に自らの強い決意をアピールしたまでは良かったが、口だけだった。

 今季、巨人のスタメンマスクを列挙すると、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”