シリアに完勝で首位浮上も 疑問ぬぐえないハリルの「監督力」

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 3月に来日したハリルホジッチ監督は、5月12日から1泊2日の日程で国内組だけのミニ合宿を千葉県内で行った。「代表候補選手たちを目の前で見てみたい」と言い張る指揮官の要望をJ各クラブが聞き入れた格好だが、ゴールデンウイークを挟んで連戦続きのJリーガーたちは疲労困憊。

 たとえばFC東京に所属していたFW武藤(現マインツ)は、体調不良を理由にクラブ側が「合宿初日は別メニュー調整をお願いしたい」と申し入れ、もちろんハリルホジッチ監督の耳にも入っていた。しかし、合宿では武藤を通常練習に参加させ、練習中に他選手と交錯して倒れた武藤は合宿が終了するまでリタイア。足を引きずってFC東京に戻った。クラブ関係者が激怒したのは言うまでもないだろう。

「C大阪MF山口も合宿2日目にリタイア。武藤や山口以外にも、所属クラブのドクターに筋肉系の痛みなどを訴える選手が続出。『霜田委員長に文句を言わないと腹の虫が収まらない』と吐き捨てたクラブ関係者もいた」(マスコミ関係者)

ラグビー代表のHCとは大違い

 代表選手のハリルホジッチ監督に対する評判も芳しくない。計測した体脂肪率を勝手に公表して不興を買ったり、日本代表監督に就任以来、PKによる得点がないことを引き合いに出して「信じられない。日本人は考えながらプレーしないといけない」と言い放ち、これには「バカ呼ばわりするな」と選手の間からも大ブーイングである。

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