手腕未知数のラミレスに新監督託すDeNAの“ソロバン勘定”
10年連続Bクラスの負け犬球団が、来季は外国人監督で巻き返しを図るという。
DeNAは19日、新監督に球団OBのアレックス・ラミレス(41)が就任すると発表した。契約期間は2年で、21日に横浜市内のホテルで就任会見を行う。
今季は中畑清監督(61)のもと前半戦を首位で折り返しながら後半戦に失速。終わってみれば最下位に沈み、シーズン終了を前に中畑監督が辞任した。球団は大魔神こと佐々木主浩氏(現野球解説者)、球団史上最高助っ人といわれたロバート・ローズら複数の球団OBを次期監督の候補に挙げていたといわれるが、2012年の球団創設から2年間、主砲を務めたラミレスで一本化した。
前身の大洋時代も含めて球団史上初の外国人指揮官で巻き返しを図るが新監督の手腕は未知数だ。14年には独立リーグ群馬でコーチ兼選手となり、今年7月には3カ月契約でオリックスの巡回アドバイザーを務めるなど指導者を務めたが、監督経験は皆無だ。ラミレスには投打とも課題山積みのDeNAの再建は荷が重過ぎることだろう。