違約金3億円がネック…ミラン本田「16年6月退団」の真相
セリエA・ミランで“戦力外”となっている日本代表MF本田圭佑(29)の出処進退に新展開だ。地元スポーツ専門CS局が「16年6月に退団することでミランと合意に達した」と報じたのである。
ミランで3シーズン目の本田は今季、エースナンバーの背番号10を背負ってる選手とは思えない悲惨な状況下にある。
開幕戦こそスタメンだったが、すぐにベンチが指定席となり、前節(1日)ラツィオ戦では、後半36分にようやく出番が回ってきた。これで本田は4試合連続の途中出場となり、しかも「すべて残り10分を切ってからの交代」。ミハイロビッチ監督から、完全に戦力外の烙印を押されている。
「本田サイドは、欧州移籍市場がオープンになる16年1月に移籍したがっていたのですが……」と欧州サッカー事情に詳しい関係者がこう続ける。
「本田とミランとの契約期間は17年6月まで残っていた。契約期間中に移籍した場合、移籍先クラブはミランに違約金として3億円前後の支払い義務が生じる。年俸以外に違約金を払ってでも本田を欲しがるクラブは、欧州にはひとつもないのが現状です」