阪神・西岡が大減俸直訴も…周囲からもれる「冷ややかな声」
「最低年俸でも結構です」
阪神の西岡(31)が球団に大減俸を申し入れたことが物議をかもしている。
最低年俸といえば、支配下選手なら480万円、一軍でも1500万円。西岡の今季年俸1億8000万円から480万円となると、実に98%の大幅減俸となるわけだが、実際のところ、球団は西岡の直訴を認めると査定を特別扱いすることになるため、バランスを取って1億円程度の減俸に落ち着くとみられる。
もっとも、在籍3年間の働きをみると、8000万円でも高いといわざるを得ない。
1年目こそ、122試合で打率.290をマークしたものの、故障もあって昨季は24試合、今季は50試合出場にとどまっている。
来季は背水の陣で臨む覚悟なのかもしれないが、阪神OBは、「右肘に古傷を抱えているだけに、長い距離の送球が必要な三塁を守るのは厳しいようだ。二塁のポジションを死守するしか生きる道はないだろうね」と指摘する。
仮に二塁争いに参戦したとしても、上本、大和らとの勝負に勝てるとは限らず、来季は控えに甘んじる可能性もゼロではないのだ。それこそ、本人が言っている通り、最低年俸から裸一貫でスタートさせた方が無駄金を使わなくていいかもしれない。