高卒4年目で2億円到達 ハム大谷「メジャー挑戦」は3年後
4日に契約更改を行い、1億円からの倍増となる年俸2億円にサインをした大谷翔平(21)。高卒4年目で2億円到達は、球団OBのダルビッシュ(現レンジャーズ)と並ぶ球界最速タイのペースだ。
会見では笑顔を見せながらも、そこは根がマジメな大谷。「CSで悔しい終わり方をしていますからね。満足はしていない」と、表情を引き締めた。
球界では異例となる「二刀流」をこなしながら、年俸以外でも投手としてダルビッシュに近づきつつある。両者の3年目の成績を比べてもそれがわかる。
ダルの3年目、07年は26試合で15勝5敗、210奪三振、防御率1.82。最多奪三振のタイトルを獲得し、MVPと沢村賞に輝いた。一方、最多勝と最優秀防御率、最高勝率を受賞した今季の大谷は22試合で15勝5敗と、これはダルと同じ。196奪三振、防御率2.24はやや劣るとはいえ、遜色はない。投球回数はダルの方が40イニング以上多いので、奪三振率では大谷に軍配が上がる。完投数ではダルの12回に及ばない5回だが、これは野手出場のため、投手だけに専念できないという事情がある。